BTSが謝罪文を発表し、いま私たちが考えるべきことは

今朝、BTSの所属事務所から初めての謝罪と説明文が発表されましたね。

 

BTSと言えば、最近原爆のイラストが使われていたTシャツが着たり、ナチスを連想させる帽子を使用したことで物議をかもしたことで知っている人も多いでしょうか。そして今朝、その問題に対しての声明が出されました。

 

ちょっと遅くないか?^^; 

 

私と同じ感想を持った人は少なくないと思います。

また、米ユダヤ系団体が抗議したため(ナチスを連想させる帽子に対して)国際的な問題となってその圧力により、謝罪、および説明をしなければならない結果になってしまったのではないか、と私個人としては思ってしまうほどです。

探してみると、BTSから日本語公式和訳版の謝罪文があったので、そのURLを載せておこうと思います。

 

BTS公式謝罪文(日本語版)

bts-official.jp

 また、この謝罪文を読んでみると、「マスコミから衣装の提供を受けているため監修が十分に行き届いていなかった。」とありますが、自分たちのプロデュースするグループに監修が行き届いていない、なんてことがあり得るでしょうか?もし、それが本当のことだとしたら客を舐めている、と言われても言い返せない態度であることに違いはありません。要するにこれは、言い訳のようなものにただならないように思えます。。

 

私個人としては、BTSメンバーばかりに責任を押し付けているこの状況にこそ問題があると思いました。

何故なら、この衣装を選択したのは、謝罪文によるとマスコミ側であるとあります。私の想像だが、もし、衣装に彼らが不信感を抱いていたとしても、その衣装を着用せざるを得ないはずだと思うからです。結局のところ、彼らは雇われの身であり雇用側に文句を言うのは難しかったのではないかな~と思ってしまいます。(抵抗したとしても軽く一蹴されてしまいそうですが)

また、彼らが原爆、ナチスの歴史に関して十分な知識を持っていない場合も考慮してみようと思います。

彼らが、ナチスアウシュヴィッツ収容所や原爆で起こった悲劇に関する知識を十分に持っていなかったとします。これもデザインの一つ、などとあまり深くは考えずに着用してしまうでしょう。これもまたプロデューサー側に問題があると思います。もし、知っていたとしても、上記で述べたようなことになっていたでしょうが。。。

 

ここまでBTSのメンバーを擁護してきましたが、彼らにも、多大な責任はあります。

今や、日本を含め世界中に大勢のファンを抱えるグループ、BTS。彼らの大きな責任はその世界の歴史に対する教養不足、または配慮不足にあります。世の中には、「知りませんでした」通用することと、しないことがあることは、みなさん分かると思います。

ナチスや原爆は今や知らない人間のほうが少ないのではないかと思えるような歴史です。この当たり前に知られている歴史を知らずに世界に影響力を与える人間が生まれてしまっているのではないかと考えるとゾッとしませんか?

今、私たちが考えるべきことそれは、歴史を風化させずにこれからを紡いでいく方向性。そして、このような侮蔑した態度を取った者に対する者への断固とした姿勢をとることだと思います。

日本のインターネット上でも「歴史などどうでもいい」「過去のこと」などとして軽視する風潮がありますが、これは日本の教育の敗北と言ってもいいでしょう。これから、私たちは新たに創っていく時代に対して、過去の過ちなどを学び繰り返さない教養と姿勢が必要であるように感じます。

これからのBTS、韓国の動向に注目です。

 

 

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